遠方での死亡-2

遠方での死亡-2

海外で亡くなった場合の対応は?

亡くなる場所というのは、国内で亡くなる場合ばかりではありませんね。海外旅行中であったり、航海中であったり、出張中であったり、はたまた転勤先に住んでいたにしろ日本で葬儀を行いたいと考える人もいます。事件に巻き込まれたり、事故にあったり、災害に見舞われて命を落とすなど、さまざまな事件もよくニュースで流れています。

遺族の映像が流されるたびに悲痛な面持ちに辛い気持ちが伝わります。思いがけない渡航先でのことであっても、冷静な判断は必要です。海外で亡くなった場合には3つの方法がありますがひとつめには、エンバーミングを施してもらい、空輸棺に入れて運ぶ方法です。エンバーミングとは、防腐液などを使い傷みの進行を遅らせ、傷などを修復したりして遺体を長期保存できるように施術する方法のことです。

ただし、エンバーミングには15~30万円ほどかかりますし、遺体の空輸代も合わせると多額の出費となります。ふたつめには、遠方で亡くなった場合と同じく、現地で葬儀や火葬までを行い、遺骨を持ち帰る方法です。

この場合、日本と同じく現地の医師による死亡診断書と火葬証明書が必要となり、それに加えて、日本大使館(日本領事館)で出国証明書を発行してもらう必要があります。海外で火葬した遺骨も、飛行機の客室には持ち込むことが可能なので胸に抱いたまま一緒に帰国することができるので安心です。

日本に帰ったら、後日、もしくは1周忌などに合わせるなどして葬儀や告別式などを改めて行います。それから3つめは、船に乗船していた際の長い航海中に亡くなった場合です。海の上では、火葬することもエンバーミングを施すこともできません。

“船員法”という法律があり、それにのっとって、水葬、つまり遺体を海に沈めて葬る方法が許されているのです。船乗りらしいお別れの仕方かもしれませんが、家族はそういった、最後の対面も、遺骨が戻ることも叶わないという覚悟を持たなくてはならないのですね。

水葬の場合には、髪を残して遺髪とします。遺品とともにそれをもって葬儀屋告別式を行うことになるのです。

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