死に関することば-11

死に関することば-11

死に関連することばあれこれ
(重態、重篤、憔悴、精進、死の影、数珠、修羅、招魂)


その意味をよく知らず、やり過ごしたりしがちな、普段使わない葬儀用語や死にまつわることばの意味を考えます。

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【重態(じゅうたい)】:
「重体」とも書きますが、病気や負傷の程度が重く、生命に関わるような状態をいいます。   

【重篤(じゅうとく)】:
重体よりもさらに状態が重い場合をいいます。ほとんど助かる見込みのない様子のことで、危篤寸前の状態です。   

【憔悴(しょうすい)】:
病気や心痛のためにやせ衰え、やつれることをいいます。  

【精進(しょうじん)】:
仏教語。肉食をやめて菜食をすることをいいます。家族が亡くなった場合など四十九日の忌明けまでは精進期間に入り、肉、魚類は口にせず、飲酒、性交も行わず、心身を清浄な状態にします。現在は法要のあとの食事のことを一般的に言うようになっていますが、おおもとの“精進揚げ”というのは、野菜類だけの揚げ物のことを指します。    

【死の影】:
死ぬ兆候や気配のことをいいます。尋常じゃないほど顔色が悪くなったなど、ある人の言動や容姿に不吉な予感が感じられること。

【数珠(じゅず)】:
仏教語。数多くの玉を糸で貫いて輪型にした仏具のことです。仏事や法要の際には手に掛けて拝み、擦り合わせて音を立てます。僧侶の読経の際、念仏の数を数えたりするときにも使います。通常は108つの珊瑚や水晶などの玉が煩悩の数だけ連なっています。

【修羅(しゅら)】:
“阿修羅”の略で、激しい戦闘や闘争のことをいいます。“修羅場”や“修羅の巷(ちまた)”というのは、世界の各地で現在も起こっている戦闘や暴動で悲惨極まる場所のことをこう呼んだりします。

【招魂(しょうこん)】:
肉体から離れた霊魂を再び呼び戻して鎮めることをいいます。古代中国では人が亡くなるとまず招魂の祭りをして霊魂を呼び戻しますが、それが不可能だと判断されてから初めて葬式をしたといいます。

日本でも陰陽道においては“魂呼ばい”と呼ばれる招魂祭は行われていて、屋根の上に登ったり、井戸の中に向かって死者の名前を呼んだり、早く戻って来いと大声で叫んだりしたそうです。現在では、七夕祭りなどと並んで町の年中行事のひとつとして行われているところもあります。

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